伝説に登場する花『鈴蘭』
鈴のような可愛いらしい花を咲かせることで有名な鈴蘭。
春頃に咲くこともあり、春の訪れを教えてくれる花のひとつでもあります。
香水などでも使われ、3大フローラルのひとつです。花色は白が有名ですが、桃色や紅色の品種もある綺麗な花ですが、有毒ですのでご注意を。
また、フィンランドの国花でもあります。
①鈴蘭の名前
鈴蘭には色々な呼び方があります。
和名:『鈴蘭(すずらん)』
英名:『LILY OF THE VALLEY』
(谷間のユリという意味で、谷間に生息していることにちなんでつけられました。)
別名:『君影草(きみかげそう)』
『谷間の姫百合(たにまのひめゆり)』
※『君影草』という別名は、男性の影に寄り添う古き日本女性のイメージからついたそうですが、鈴蘭の花は葉っぱより下に咲き、葉っぱの影に隠れる様に咲くこともあるので、そこから連想されたのかもしれません。(諸説あり)
②鈴蘭の花言葉
花言葉は『意識しない美しさ』『純粋』『純潔』『幸福の再来』など。
③鈴蘭にまつわる伝説
鈴蘭にはこんな伝説が。。。
『ノルウェーでは、春の女神が地上に春の訪れを告げに来た際に、大地の寒風で、緑色の衣が裂けることで葉と茎ができ、そして、女神が雪で花を作ったことで、鈴蘭が生まれました。』
という伝説があるんです。さらに、こんな伝説も。。。
『鈴蘭は森の鈴とも呼ばれ、森の精霊達が、森の守護神セント・レオナードを救った伝説が由来です。修行中のレオナードは森で巨大な毒竜に襲われ3日3晩戦い、やっとのことで毒竜を倒しました。しかし、重傷をおったレオナードは草の上に倒れてしまうと、流れる血に染まった大地から鈴蘭が一斉に咲き、彼の傷とともに心まで癒したそうです。』
この伝説から『癒し』『平静』等の花言葉がついたそうです。
~まとめ~
香水に使われたりと、様々な場面で活躍する鈴蘭は、昔から人々の生活に馴染み深く、伝説や言い伝えにも度々登場している花でした。
ご覧頂いてありがとうございました!
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