ソメイヨシノはどうして増えた?

春になると、淡いピンク色の花を満開に咲かせて、私達の心までも華やかな気持ちにしてくれる桜。

 

日本ではソメイヨシノという桜が有名です。私達がよく目にする桜は、ソメイヨシノであることが多いかもしれません。


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ソメイヨシノは、どうやって増えたのか?

日本全国で、数百万本はあると言われるソメイヨシノソメイヨシノは、若い木でも花を咲かせる為、戦後の復興に向け、全国でソメイヨシノが植えられたそうです。

 

そんなソメイヨシノは、自家不和合性という性質の品種の為、ソメイヨシノ同士の交配のができません。ですので、すべて接ぎ木という方法によって、ここまで増えていきました。つまり、一本の原木から、数百万本まで人の手で地道に増やしていった訳です。

 

すごいですよね。。。

 

ちなみに、接ぎ木とは、2種類以上の植物を人工的につくった断面で接合させて、1つの個体にすることです。台木と呼ばれる土台になる木の幹に、切り込みを入れて、そこへ育てたい木の枝や幹を差し込んで接着させておきます。すると、木の修復能力によって、2つの幹がくっつくので、それによって台木によって育ててもらうという方法です。

 

日本のソメイヨシノは、もともと1本の原木から接ぎ木によって増えたので、すべて同じ遺伝子のクローンということになります。

 

ソメイヨシノの名前の由来は?

江戸時代末期に、江戸染井村の植木職人が、ある桜を桜の名所である奈良県の吉野にちなんで、『吉野桜』と名付けました。その後、染井村の名前を加えて『染井吉野(ソメイヨシノ)』と名付けられたそうです。

 

 

どうして川沿いに桜は多いのか?

昔、日本では大雨が降ると、川が氾濫し、土手が決壊して洪水による被害が多く、悩まされていいたそうです。そこで、『享保の改革』の時に、川沿いに多くの桜の木を植えました。すると、お花見で集まった人達が地面を踏み固めて、土手が頑丈になり氾濫が減ったそうです。

 

満開のソメイヨシノが並ぶあの綺麗な風景には、そんな理由があったんですね。

 

 

まとめ

  • ソメイヨシノは、戦後の復興に向けて、人の手で一本ずつ接ぎ木によって増えていった。
  • ソメイヨシノは、もともと1本の原木から増やして、数百万本にまで増えた。つまり同じ遺伝子を持つクローン。
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