紫陽花の名前と色について
梅雨の時期の花といえば、アジサイが有名ですよね。
アジサイ。漢字で描くと紫陽花。英語だと、Hydrangeaです。
ギリシャ語で、
水を表す『Hydro』と、小さな器を表す『Angea』がくっついて『Hydrangea』と名付けられたそうです。
さて、そんな紫陽花ですが、花びらは様々な色に咲きますよね。
青、紫、水色、ピンク・・・。
これは、根から吸収される養分によって、色が変わっているって知ってましたか?
土の成分が酸性だと青色に。
逆にアルカリ性だとピンク色へと色が変わっていくそうです。
酸性の土が含む『アルミニウム』と、紫陽花の中の『アントシアニン』という物質がくっつくことで、より青くなっていくそうです。
★『アルミニウム』+『アントシアニン』=青くなる!
ちなみに、花びらと説明してしまいましたが、実は、正確には花びらではなく、葉っぱが変化したもので、蕚片(がくへん)と呼ばれる部分なんです。
このように、育つ環境で様々な色に変わるため、『七変化(しちへんげ)』という別名もつけられているそうです。
中国では『八仙花(はっせんか)』と呼ばれ、日本でも八仙花と書いて、当て字として「あじさい」と呼ばれることもあります。
さて、最後に余談ですが、アマチャという植物は知っていますか?
紫陽花の仲間の、アマチャという植物は、独特の甘味のある薬として飲用されることがあるんです。
でも気をつけてないといけないのは、紫陽花の品種のなかには、葉っぱに毒のあるものもあるので、むやみに食べたりしないよう注意しましょう。
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