青いバラは夢の花。

 バラは、私たちの生活の色々な場面を、華やかに飾りつけてくれています。

 

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①種類の多いバラ

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バラには原種の数が多く、交配の歴史も古い為登録されてるだけでも、4万種以上もの品種が存在します。

しかし、

園芸種のもととなる原種は、以外に少なく10種類程度に集約されています。

 

 

青いバラが誕生するまで。

 

バラの種類、品種はとても多いそうですが、青色の薔薇はもともと自然界には存在していなかったそうです。

 

あじさいや、パンジーなど、自然界には青色の花は沢山あるのに、バラには青色の色素がなかったそうです。そのため、青いバラ花言葉は『不可能』『存在しないもの』などマイナスイメージのものでした。

 

そして、品種改良によって、どうにか青いバラを咲かせようと、沢山の研究者達が挑戦していました。

 

青いバラを造るには、品種改良によってどんどん赤い色素を抜いていき、『青』というより『青に近い色にしていく』ものでした。

しかし、良い結果がでない状況が続きます。そんな時、バイオテクノロジーの技術の進歩により、青いバラの開発が少しづつ動き出します。

 

それでも、もともと青の色素を持たないバラを青くすることはとても大変でした。バラ以外の他の花から、青色遺伝子を探しだし、どうにかしてそれを取り出し、それをバラに取り込ませる方法を探していかなければいけません。

 

何度も何度も、失敗を繰り返します。

 

その間、約20年。ひとりの人間が大人に成長する程の年月がたちました。

 

そしてついに、青いバラがこの世に誕生します。その時はパンジーの青色遺伝子を使ったのだとか。それは日本の研究者達が世界初の青いバラを誕生させた瞬間でもあり、青いバラ花言葉が『夢叶う』『奇跡』に変わった瞬間でもありました。

 

 

③青い薔薇誕生!


1980年頃からバイオテクノロジーによる青いバラの研究が始まり、世界初の青色色素を100%近く蓄積した青いバラを咲かせたのが2002年でした。とても長い時間がかかりました。

 

そんななか、

 

バイオテクノロジーを使わずに、人工交配によって青い薔薇を造った凄い方も日本にはいたのです。青いバラを造るには、品種改良によってどんどん赤い色素を抜いていき『青』というより『青に近い色にしていく』というもので、日本では小林森治氏が人工交配によって青いバラを造り出しています。それは、水色の美しいバラでした。バイオテクノロジーでないと青いバラはつくれない、という定説を覆した凄い人です。

 

 

ちなみに、青いバラを開発する途中で、青色のカーネーションをつくることができていて、『ムーンダスト』と名付けられました。ムーンダストの誕生が、研究者達の先の見えない挑戦を勇気付けたとも言われています。

 

~まとめ~

青い薔薇を造ることは無理だと言われていたため、もともと青い薔薇には、『不可能』という花言葉がつけられていた訳ですが、青い薔薇が誕生したことにより、『夢叶う』という素敵な花言葉にかわりました。

 

 

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